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Channel: ポランの広場|福祉情報工学と市民活動
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もはや、教員のための実習場となっているオンライン授業

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手元はスマホで常時撮影。が、細かい部品は見えにくい!

今学期の私の主な担当授業は,いわゆる「学生実験」。理工学系の大学ならどこにでもある授業。そう,毎週違う実験テーマが与えられて,実験が終わるまで帰ることのできないアレです。実験が終われば面倒なレポート作成。

この度のCOVID-19対策で,出雲国大学でもすべて原則オンライン授業になり,実習系の授業もその例外ではありません。

突然降ってきたオンライン授業化の試練は,教員のための壮大な「実習」といえるでしょう。それに付き合わされる学生も大変!

学生の顔は見えるけど、空気感を掴むのは困難

目下取り組んでいるのは,教育用マイコンArduinoの実習と電気回路の実験。いずれも70名程度の受講者。

マイコン実習においては,賛否はあったものの必要なキットを学生全員に購入してもらいました。電気回路は購入してもらうわけにもいかないので,リアルタイムで実験を見せながら,測定器のデータを読み取らせてレポートを作成してもらう予定です。

マイコンの実習は6週間でひと通り学ぶカリキュラムで,オンラインだと効率悪化が確実です。実地なら,同じ部屋で注意点や間違いやすい点をアナウンスできますが,オンラインだとそれができそうでできない。一方で,Web資料の提示などはやりやすいので,このあたりをうまく使いところです。

模式図やソースコードを見せるには都合がいい

Zoomのブレイクアウトルームを使えば,数名の班に分けて学生同士で問題を解決させることもできます。ブレイクアウトルームは必須の機能ですね。

これまで編入や留学学生向けの補講を行った結果,本番授業での対策も見えてきました。今週から本番が始まるので,追って結果をお知らせしたいと思います。


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