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Channel: ポランの広場|福祉情報工学と市民活動
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東京のど真ん中にSMAっ子の新星現る!

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重度訪問介護サービスを受けながら在宅生活をしている,4歳のすみれさん。人工呼吸器を使っているSMA1型の女の子です。

スイッチをバッチリ使いこなして,iPadの操作もほぼ完ぺき!4歳でこれだけ使えるのはすごいですね。。。

スイッチは,いわゆるピルケース型のもので,内部に小さなマイクロスイッチが入っているものです。汎用的なスイッチなので,多くのSMAっ子に使われるタイプでしょう。

スイッチの導入初期は,どうしても連打になってしまったりして,押すべきタイミングの理解が難しいものです。すみれさんは,4歳ですでにそれを乗り越えており,iPad操作の獲得まで進んでいます。

デジタルネイティブなSMAっ子の登場といった感じです(^o^)

ここまでできていれば,私の出る幕などありません。

あとは,これから登場するだろう機器なども積極的に活用して,お勉強やお友だちづくりに突き進んでほしいですね。

訪問時に,EyeMoTの「対戦ぬりえ」をちょっとやってもらいました。初見でも,おおむね理解しているような感じです。

でも,対戦するというシチュエーションは4歳児にとっては過酷ですね。この後,実戦に参加していましたけども(^o^)

もしほんの15年前だったら,スイッチのみで操作できる機器は限られていました。PCでスイッチ操作できるとしても,子どもには難しいものでした。何よりつまらない外観。簡単な練習アプリもありましたが,実用になるものではありませんでした。

約10年前に初代iPadが発売され,その後iOS7でスイッチコントロール機能が追加され,未就学児でもスイッチで高機能な機器が使える環境が整いはじめました。

どんな親も自分の子どもを「天才!」と思った経験が少なからずあるように,子どもの適応能力・学習能力というのは大人の想像を遥かに超えてきます。

すみれさんの例でもそうです。SMAだったら尚さらですね。

われわれ支援者は,とにもかくにも子どもの可能性を信じ続けていいわけです。脳の可塑性や回復能力も想像を超えてくるかもしれません。

生きているうちは,どんな人も成長する可能性があります。

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