岩手県立のとある支援学校では,宿泊のある研修にて教員たちの酒盛りが明らかになりました。
- 【飲み会ってあり?】とある県立支援学校の宿泊研修にて (2019年7月14日)
もはや時代錯誤であり,今の時代に許されることではありません。
子どもたちの就寝後とはいえ,子どもたちに内緒で教員だけで一室に集まっての酒盛り。。。
子どもをバカにしていますし,安全対策も無視して,保護者にも極めて失礼。愚かなことこの上ありません。
でも,たぶん,その酒盛りは子どもにバレています。
この後,管理職・教員らの処分がどうなるか,部外者の私ではありますが,関心を持って見守っています。
なぜなら,当該支援学校のこの「事件」は,管理職や教員らの緊張感の無さを証明してしまったもので,他県(他校)でもある意味で根っこを共通にした問題だからです。
習慣的に行われてきた酒盛りを誰も止められなかったのは,多くの教員が「まあいいか」「みんなやってるし」と思っていたからでしょう。もしくは,いけないと分かっていてもその場の空気で退席できなかったのでしょう。
自分たちには甘い一方で,他県(他校)では当然手当していただろう,子どもたちへの指導やアドバイスが,当該学校では提供していなかった事例をいくつも目にしていました。
漫然と「この子には無理」「この子はわかってない」「私(教員)には難しい」として,子どもに必要な措置を取っていない例がいくつも。。。
「この学校は何なんだ??」「無知なのか?アホなのか?」と,これはほとんどもう人権侵害だと感じていました。
だからこそ,本件はたかが酒盛り案件ではありますが,授業等の教育活動の問題と共通した課題があるに違いないと思い,強い関心を持っているのです。
さて,他県では,「飲酒禁止」については明確に通達が出ているようで,飲酒が明らかになった例では懲戒処分がくだされています。
岩手県では通達は出ているのでしょうか??
- 校外学習中に飲酒 6教諭を懲戒処分(カナコロ)
- 修学旅行昼食時に飲酒 市立柏高教諭3人を懲戒処分 千葉県内 ミス、不祥事相次ぐ(千葉日報)
- 修学旅行先で利き酒、校長停職 福岡の中学、主幹教諭も(共同通信)
先のブログを書いてから丸3日,岩手県の学校からと思われるアクセスが急増。岩手県庁や教育委員会からと思われるアクセスも多いです。

しかし,私にメールの一通もありません。教育委員会には電話番号までお伝えしていたのですが(^_^;)
さて,今後心配されることは以下の2点。
- 何事も無かったかのようにもみ消される
- 下っ端の教員に責任が押し付けられる
今回の件は,他県の例を見ても,管理職の責任はしっかり問われなければなりません。
酒盛りが習慣になっていたのに,それを中止させることができなかったのは,「知らなかった」が事実であれ,責任を取るのが管理職の仕事です。そのために,平教員よりも高額なお手当があるわけで。
そして,管理職に器量や胆力がなければ,おそらくは下っ端の教員に責任を押し付けるでしょう。
本来あるべき管理職の姿は,酒盛り関係者から「すべての責任は私が取る!」ことを前提に教員らから情報を収集し,子どもや保護者に誠心誠意に謝罪し,再発防止に全力を傾けることではないでしょうか。
もし,下っ端の教員に処分をチラつかせて萎縮させるような言動をしているなら,もう目も当てられません。そうなっていないことを祈るばかりです。
ああ,こんな非生産的な記事はもう書きたくありません。
管理職が音頭を取って,再発防止を宣言する記者会見を見たいものです。
その後,しっかり責任を取らなければなりません。