今年2回目の隠岐の島紀行(2017年9月27日)
前回は8月3-4日に訪問した隠岐の島。 この時は,自費での訪問でした。 重度障害者のコミュニケーション支援について,重要性は誰もが理解しても,その効果がどんなものかというのは実際に目の当たりにしないとわかりません。 なので,自腹を切ってでもまずは,島民に見てもらおうと思ったのです。 言ってみれば価値や経験の投資。...
View Article難病コミュニケーション支援フォローアップ@岐阜で話すこと
今回の講演内容はけっこう悩みました。 「こんな方法あったのか?」とはなかなか厳しいテーマです。 難病コミュニケーション支援フォローアップ@岐阜「こんな方法あったのか?最新コミュニケーション支援機器」についてお話します(2017年9月5日) たった20分の講演時間で何が伝えられるのか。 ここは,支援機器を活用して人生をかけて困難に立ち向かっている人を取り上げたいと思いました。 お話の半分は...
View Article「なんとカンファレンス2017秋」に出展します。
PDFダウンロード 2017年10月29日に行われる「なんとカンファレンス2017秋」に行ってまいります。 お誘いいただきありがとうございました。 もちろん,旅費は全額自己負担! ところで,たいへん失礼ではありますが,会場となる畿央大学(きおうだいがく)を今回はじめて知りました。 出雲国はもう4年目なのに,まだまだ西日本に慣れてないなあ。...
View ArticleFIT2017(東京)で奨励賞を受賞しました
第16回情報科学技術フォーラム(通称FIT2017)で奨励賞を受賞いたしました。 FIT2017は,東京大学本郷キャンパスを会場に,9月12~14日の会期で行われた情報科学系のフォーラムです。 たいへん大きなフォーラムで,予稿集は辞書のような分厚さになります。 発表題目と共著者は以下でした。 ユーザー参加型バリアフリーマップ「WheeLog!」の開発...
View Article日本賞2017の本審査で一番いい賞を取るための準備④
あまり知名度のない日本賞。 とはいえ,せっかくの大きな国際コンテスト。 幸運にもファイナリストに選ばれたので,マイナーな福祉工学分野の宣伝のためにがんばりたいと思っています。 重度障害者 × 視線入力 × 成功体験 がキーワード。 私は障害者。 言語障害者。 まともに英語が話せない,紛れもない英語障害者なのです。 なので,合理的配慮として英語が話せるようになる支援機器の導入を決めました。...
View Article「マイクロソフト支援技術パートナーズ プログラム」に加えられました
マイクロソフトの大島さん(美人)の推薦により,「マイクロソフト支援技術パートナーズ プログラム(MATPP)」に加えていただきました。 ちょいと空気を読んで「島根大学総合理工学研究科ヒューマンインタフェース研究室」として登録してもらいました。 あとで,(あまり顔を出さない)研究室ページから「ポランの広場」にリンクを貼っておかないと。 同時期に,miyasuku...
View Article日本賞2017の本審査で一番いい賞を取るための準備⑤
EyeMoT&バイブマンユーザーのみなさまからの写真は,以下のようにして本番会場に投影します。 ご協力ありがとうございましたm(_ _)m 本日,日本賞のファイナルイベント! ですので,「日本賞2017の本審査で一番いい賞を取るための準備」シリーズは今回が最後。 私がファイナリストに残っているのは「クリエイティブフロンティア部門」。...
View Articleみなさまのご協力のもと「日本賞」最終審査会に挑んできました。
「日本賞」は「にほんしょう」ではなく「にっぽんしょう」であるこということが,昨日わかりました。 にほんとにっぽん,あまりきちんと考えたことはありませんでしたが,さすがNHKは考えています。 「ニホン」か「ニッポン」か 「日本」の読み方の現在 それはともかく,この一ヶ月あたまをもたげていた英語発表が終わりました。...
View Articleある組織の「組員」になりました
2012年5月撮影 10月14日の総会をもって,NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会 の理事に就任いたしました。 男性としては,あの岡部宏生さん以来2人目。 大変名誉なことと感じております。 役職は「用心棒」。 さくら組をしっかりお守りいたします! 現在,サーバー環境を守っておりまして,たしかに用心棒なのであります。...
View Article(11月4日)視線入力シンポジウムの懇親会を開催いたします。
「重度障害者のための視線入力シンポジウム in 出雲国」の懇親会を,前日の19時から開催することとなりました。 シンポジウム参加者は,ふるってご参加ください。 場所・登壇者の参加等は申し込みページをご覧ください。 申込みページはこちらです。
View Article(ご連絡)「日本賞」クリエイティブフロンティア部門の最優秀賞を受賞しました。
(授賞式にて,会場におられた関根千佳さんと) この一ヶ月,「日本賞」に関連して,すべて英語でのやりとりが必要であることから,やや気が重い日々が続いておりました。 しかし,それも過去のこと! 本日の第44回日本賞の授賞式において,「クリエイティブ・フロンティア部門」最優秀賞を受賞しました! 日本賞全体を対象にしたグランプリ賞は逃しましたが,もともとの日本賞の性質を考えれば今回の結果が最高賞です。...
View Article***をお食べになったのは、そちらでした。
いわゆる『「個人情報」****え!』問題。 私を信用してくださっているみなさまには,上記ブログ記事の本意は伝わっていると確信しています。 そんなときの大学のセキュリティ事故。 ***をお食べになったはそちらでした。 こちらのブログタイトルは,あくまでもレトリックとしての表現の範囲。 一方,今回の当該大学のセキュリティ事故は,「不策の故意」がもたらしたものと言えるでしょう。 どちらが悪質かどうか。...
View ArticleWindows操作を Tobii Eye Tracker 4C だけでやれるかもしれない方法
障害者支援機器に関心のある人は,2017年10月の「Windows 10 Fall Creators Update」は注目度の高い機能でしょう。 いかんせん,視線入力によってスクリーンキーボードによる文字入力のみならず,拡大機能付きのマウス操作まで行えてしまうからです。 「ポランの広場」をよくご覧になる方でしたら,Tobii Eye Tracker 4C...
View Article☆祝☆岩泉ヨーグルト再開!
知る人ぞ知る,サイコーにうまい岩泉ヨーグルト。 ちなみに,岩泉というのは南部国北部にある小さな町の名前。 龍泉洞(りゅうせんどう)という鍾乳洞が観光名所になっています。 この岩泉ヨーグルト,ウマいのは確かで,私などはタンパク源はもうコレだけでいいかと思うほど。 盛岡のスーパーで売られているのを見ればいつも買っておりました。...
View Article(報告)重度障害者のための視線入力シンポジウム in 出雲国
去る2017年11月5日の日曜日,出雲国は松江市内の松江医療センターで「重度障害者のための視線入力シンポジウム in 出雲国」を開催が開催されました。 この3年で Tobii EyeX Controller が発売され,無料の対応ソフトも登場し,ローコスト(数万円)でも視線入力環境が整うようになってきました。 しかし!実際に安定して使うにはなかなか大変。...
View Article(ご報告)肺がんになったのでしばらく大学をお休みします
私は「肺がん」患者となりました。 現在,出雲国を離れて最愛のイーハトーブの地で治療を開始しています。 がんは,すでに進行している状態ですので,もしかしたら余命はあまりないかもしれません。 うん,私にとっても,たいへん急なできごとではありました。 これまで,多少の戸惑いはあったものの,今は真正面から事実を宿命として受けとめています。 楽しいことも苦しいことも生きているからこそ。...
View Articleがん患者の私からみなさまへのお願いと提案
今,私が安心してがん治療に専念できるのは,以下の3点がそろっているからです。 もし,どれかが欠けていたらとても不安だったでしょうし,きっと治療に専念することなどできなかったはずです。 みなさまの環境はいかがでしょう? 信頼できる家族 生命保険(がん保険) 比較的福利厚生の整った職場&理解のある上司 入院時や日常生活のサポートは,まずは家族あってこそ。...
View Articleがんが発覚する前後の奇妙なできごと
がんが発覚する10月24日からの数日間,これまで身の回りで起きなかったことが立て続けに起きました。 今考えても実に不思議です。 朝,病院に行く前に壁掛け時計をみると,ほぼそれに合わせて秒針が止まった。すごいタイミングでの電池切れ。 自宅の台所で,黒い人影のようなものが走り去るのが見えた。...
View Article深刻な副作用はなかったのでひとまず退院します
今日の盛岡は雪でした。 そうそうこの感じ!これが盛岡ですねえ。 昨日,本日の退院が決まりました。 キイトルーダの副作用も特になく,入院での観察は不要になったためのようです。 もし副作用が出た場合,自己免疫疾患になるのでけっこうな病気に直結する恐れがあったのです。 キイトルーダが適用にならなかった場合は通常の抗がん剤になったので,その際は4週間ほどになったかもしれません。...
View Articleこれだけかかりました!肺がんの診断&はじめの治療費用
まずはこれ!「限度額適用認定証」 今回の肺がん治療に関連して,11月16日から25日までの初入院でかかった費用はしめて 1,127,400円。 窓口の自己負担額は,102,024円なので限度額適用認定証がエラく効いてます。 普通の生活をしていれば使うことのない限度額適用認定証。 私の場合,これがないとすぐに破産してしまうことでしょう。 一番高額なのは「注射 821,820円」。...
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